新利用者支援制度

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新利用者支援制度の利用を検討されている方へ

本制度はお申込みを随時受け付けています。

お申込み後、CROSSビームライン担当者と打ち合わせを行い、4月または10月に行われる一般利用課題へ申請するための準備を進めていただきます。

なお、現在受け付けている新利用者支援課題の実験は2025B期(2025年度後半)に実施となります。

新利用者支援制度とは

MLF中性子線施設の利用未経験者に優先的に利用していただき、その有用性を理解していただくことで、その後の本格利用(利用拡大)へとつなげることを目的とした制度です。2015年まで実施していたトライアルユースの後継制度にあたります。

この制度では CROSS ビームライン担当者が、実験課題の申請書の書き方から実験後の報告書の作成まで支援を行います。

制度についての補足

01
新利用者支援制度 申込

随意募集中です。

02
技術相談 課題申請書作成準備

技術的な相談、申請書作成のアドバイスなど、
課題申請に必要なサポートをいたします。

03
J-PARC 一般課題公募へ 申請(WEB)

年2回(4月、10月頃)実施される一般課題公募に申請します。
日本語で申請できます。

04
課題審査

採否の結果はメールで通知されます。

05
実験利用

実験実施の時も職員がサポートします。

06
データ解析

実験後のデータ解析も職員がサポートいたします。

応募資格

  • 中性子を利用した実験が初めておよび初心者の方
  • J-PARC MLFの中性子装置を初めて利用する方

新利用者支援制度と一般課題の比較

区分新利用者支援制度一般課題
応募期間随時受付
ただし、審査の申請からは一般課題と同じ J-PARC実験課題申請システム を使用し、同じ対応となるため、実験の時期は前期または後期に振り分けられます。
前期と後期の2回/年(前期 : 5月頃、 後期 : 10月頃)
申請方法まず所定の応募用紙で相談・申し込み

その後、J-PARC一般課題公募期間中に J-PARC実験課題申請システム から申し込む (WEB申請)
J-PARC実験課題申請システム から申し込む (WEB申請)
応募資格J-PARC MLF中性子線施設利用の未経験者を優先国内外の大学、民間企業および公的研究機関などに所属する者
その他

当機構の職員が

  • 申請書作成の相談、指導
  • 実験の方法やデータ処理の相談、指導
  • 実験終了報告の作成のサポート

を行います。


日本語での申請ができます。(英語でも可)

原則は英語で申請します。
ただし民間企業が実験代表者である産業利用課題については日本語でも申請ができます。
ビームライン番号 装置名称 利用分野
BL01 4次元空間中性子探査装置(四季) 強相関電子系、低次元スピン系等の磁気励起、格子振動の測定
BL02 ダイナミクス解析装置 (DNA) 生体高分子、ソフトマター、機能性材料中の原子運動や磁性体中のスピン運動の測定
BL11 超高圧中性子回折装置(PLANET) 構造解析/イメージング 低温高圧下及び高温高圧下での結晶、液体の構造解析やラジオグラフィー測定
BL15 中性子小角・広角散乱装置(大観) 金属材料、磁性材料、ソフトマター、タンパク質等のサブナノからミクロンスケールの構造解析
BL17 偏極中性子反射率計(写楽) 機能性薄膜材料、生体膜等の表面構造や埋もれた界面の構造解析
BL18 特殊環境微小単結晶中性子構造解析装置 (千手) 機能性材料の結晶構造や磁気構造の解析
BL22 エネルギー分析型中性子イメージング装置 (螺鈿) イメージング 中性子透過像の取得及び、3次元像の再構成結晶組織・核種・磁場情報の空間分布の可視化
各ビームラインについてはこちら